虫の声が変わった。まだ暑い8月の農園で感じる「秋の気配」と、近づくいちごの定植

まだ暑い。でも、季節は少しずつ進んでいます

虫の声が変わった。
まだ暑い8月の農園で感じる
「秋の気配」と、近づくいちごの定植

昼間はまだ真夏。
でも日の出前の農園では、
少しずつ次の季節が始まっています。

この記事の要点

日の出前の農園で、少し前とは違う虫の声が聞こえるようになりました。
虫の声、日の出の時間、朝の空気など、自然の中には秋を知らせる小さな変化があります。
農園にとって秋の気配は、越後姫の定植が近づいている合図でもあります。

今回の出来事を4コマにしました

文章で説明するより、
まずは4コマでどうぞ(笑)

早朝の農園で感じた、
ほんの小さな季節の変化です。

早朝の農園で虫の声の変化から秋の気配を感じる様子を描いた4コマ漫画

「音が変わったね!」

「音が変わったね!」

早朝、クルーとそんな話をしました。

すると、

「そうですね!
変わりましたね。」

と返ってきました。

何の音かというと、

日の出前の農園で聞こえてくる、虫の声です。

ちょっと前までは聞こえてこなかった声が、最近になって聞こえるようになってきました。

鈴虫みたいな、

「あれ? なんか秋っぽいな」

と感じる虫たちの声です。

目ではなく、
「音」で季節が変わってきたことに
気づきました。

まだ8月。昼間は完全に真夏です(笑)

とはいえ、まだ8月です。

日中に外へ出れば、

「秋、どこにいるの?」

ってくらい暑いです(笑)

夏の間は、

「早く涼しくならないかな〜」

なんて毎日のように思っています。

でも、日の出前に外へ出ると、少し前とは空気が違う気がします。

もちろん、

「涼しい!」

というほどではありません。

まだまだ暑い。

でも、真夏の頃と比べると、朝の暑さがほんの少しだけ和らいできたように感じます。

日の出も、少しずつ遅くなってきました

虫の声だけではありません。

毎日、早朝の同じような時間に農園にいると、日の出の変化も分かります。

少し前なら、同じ時間でももう少し明るかった。

でも最近は、

「まだ暗いな」

と感じる時間が少しずつ長くなってきました。

一日だけ見れば、ほとんど分からない変化です。

でも毎日見ていると、

「あれ? 日が短くなったな」

と気づきます。

季節って、ある日突然変わるのではなく、
毎日ほんの少しずつ
動いているんですよね。

実は、秋を知らせるものはたくさんあります

秋というと、何を思い浮かべるでしょうか。

紅葉。

ススキ。

赤とんぼ。

栗。

そんなものを思い浮かべる人も多いと思います。

でも、紅葉が始まるずっと前から、自然の中では秋へ向かう変化が少しずつ始まっています。

① 虫の声が変わってくる

夏のセミの声とは違い、朝や夕方、夜になるとコオロギやスズムシなどを思わせる鳴き声が少しずつ目立つようになってきます。

② 日が少しずつ短くなる

日の出が遅くなり、日没も少しずつ早くなっていきます。毎日同じ時間に外へいると、意外と分かりやすい変化です。

③ 朝夕の空気が変わる

昼間は真夏の暑さでも、日の出前や日が沈んだあとに、少しだけ空気が変わったように感じる日が出てきます。

④ 空や雲の見え方が変わる

これから季節が進むにつれて、真夏の力強い入道雲とは違った、少し高く感じる空や薄い雲を見る日も増えてきます。

⑤ 草や植物も少しずつ変わる

もう少し季節が進めば、ススキの穂など、目で見ても分かる秋の変化が増えてきます。

カレンダーを見れば、まだ「8月」。

でも自然の中では、

「そろそろ次の季節だぞ」

と、いろいろなものが教えてくれているのかもしれません。

でも農園では「秋だな〜」なんて言っていられない(笑)

虫の声を聞きながら、

「あ〜、秋が近づいているんだな」

なんて思います。

……。

でも、のんびり季節を感じている場合でもありません(笑)

農園にとって、秋が近づいてくるということは、

いちごの定植が
近づいている

ということでもあります。

夏の間は、

「早く涼しくならないかな〜」

なんて思っているのに、

いざ秋の気配を感じると、今度は、

「やばい。
定植まで時間ないじゃん。」

となります(笑)

毎年、この繰り返しです。

いちごの「定植」とは?

いちごを育てていない方には、

「定植って何?」

と思うかもしれません。

定植というのは、これまで育ててきたいちごの苗を、実際に収穫まで育てていくハウスの高設棚へ植える作業です。

ここから、次のシーズンの栽培が本格的に始まります。

苗を植える。

新しい場所で根が伸びる。

葉が増える。

花が咲く。

実が大きくなる。

そして、真っ赤な越後姫になる。

今準備していることが、
何か月も先の越後姫へ
つながっていきます。

定植までに、まだまだやることがあります

今、農園では定植に向けた準備を進めています。

ハウスの高設棚の準備
苗を植えられる状態へ向けて、一つずつ準備を進めていきます。
培土の準備
次の栽培で苗が育っていく場所を整えていきます。
苗の管理
定植の日へ向けて、苗の状態を見ながら管理を続けています。
ハウス全体の準備
苗を植えてからではやりにくくなる仕事を、今のうちに一つずつ終わらせていきます。

まだ時間があるように感じていても、作業を一つずつ数えていくと、意外と時間がありません。

だから毎年この時期は、

暑さとの戦いでもあり、
時間との戦いでもあります。

自然の変化は、農作業の「時計」みたいなもの

農業をしていると、カレンダーの日付だけで季節を感じるわけではありません。

朝の気温。

日の長さ。

虫の声。

空の感じ。

植物の変化。

そういった小さな変化を見たり聞いたりしながら、

「そろそろ次の季節だな」

と感じることがあります。

そして農園では、それがそのまま、

「そろそろ次の仕事だな」

にもつながっています。

虫の声が変わったことも、
農園にとっては
「定植が近づいているぞ」という合図。

自然から季節を教えてもらいながら、こちらも次の仕事へ進んでいきます。

季節は、ある日突然変わるわけではない

「今日から秋です!」

と、ある朝突然すべてが変わるわけではありません。

昼間は真夏。

でも、早朝には秋を感じる虫の声。

日中は暑い。

でも、日の出は少しずつ遅くなる。

夏の中に少しずつ秋が混ざって、気がついた時には季節が変わっています。

人間はカレンダーで、

「8月」

「9月」

と区切ります。

でも自然には、そんな境目はありません。

毎日ほんの少しずつ変わって、
気づいたら次の季節になっている。

普段なら見過ごしてしまいそうな変化ですが、毎日同じ場所にいるからこそ気づけることなのかもしれません。

もう少ししたら、ハウスに越後姫の苗が並びます

もう少ししたら、今は準備をしている高設棚に越後姫の苗が並び始めます。

そうなると、ハウスの景色が一気に変わります。

苗がずらっと並ぶと、

「また始まったな」

という感じです。

その小さな苗が育ち、花が咲き、実をつけて、次の越後姫の収穫へつながっていきます。

日中はまだまだ暑い。

でも、虫の声は少しずつ変わっている。

季節は少しずつ秋へ。

農園も少しずつ、次のシーズンへ。

来シーズンの越後姫へ向けて、
今日も定植の準備を進めます。

PS:

日の出前に虫の声を聞いていると、

「秋が近いな〜」

なんて、ちょっとのんびりした気分になります。

でも、その数秒後には、

「いやいや、定植まで時間ないじゃん!」

となります(笑)

季節は感じたい。

でも仕事も進めたい。

ということで、虫の声は聞きながら、手は止めずに今日も進めたいと思います(笑)

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