From:高橋和樹
花ことばには。 ひとつだけ。 あまり使わない言葉があります。
それは。 「頑張る」です。
この言葉。 一見。 前向きに聞こえます。
でも私は。 どうも違和感がある。
なぜかというと。 「頑張る」って。 やりたくない人が。 無理して言わされてる言葉に。 聞こえる時があるから。
行動心理学では、 人の動機は大きく2つに分かれると言われています。
外から押されて動く「外発的動機」。 自分の中から湧いて動く「内発的動機」。
「頑張ります!」という言葉は、 時に“外発的動機”のにおいがします。
やらなきゃいけないから。 怒られたくないから。 評価されたいから。
その時、人は言葉で自分を奮い立たせます。
でも本気でやろうとしている人は。 わざわざ言わない。 言葉にする前に。 もう動いている。
心理学には「宣言効果」というものがあります。
人は目標を口に出すと、 達成に近づいたような錯覚を覚えることがある。
脳が「やった気」になる。
すると、行動量が落ちることがある。
だから私は、 あまり「頑張る」と言わない。
言うより先に、やる。
やる。 やり切る。 淡々と積む。 今日もやる。
行動心理学では「アイデンティティ習慣」という考え方があります。
“頑張る人”になろうとするのではなく、 “やる人”であると決める。
いちご農家だから丁寧に育てるのではない。 丁寧に育てる人間だから、いちごを育てている。
この順番が大事。
花ことばは。 派手なことはしない。 口先だけのこともしない。
いちごを丁寧に育てる。 手を抜かずに収穫する。 ちゃんと味を見る。 ちゃんと想いを伝える。
それを。 毎日。 積み重ねる。
人は感情で動くと思われがちですが、 実は逆です。
行動が感情をつくる。
やる気があるから動くのではない。 動くから、やる気が生まれる。
これを「作業興奮」と言います。
だから私は、 やる気を待たない。
まずやる。
気合いが必要な日もある。 無理が必要な日もある。
でもそれは。 「やりたくないのに言わされる」無理じゃない。
「やると決めたからやる」無理です。
自分で決めた無理は、 外から押し付けられた無理とは違う。
そこには主体性がある。
主体性がある行動は、 長く続く。
言葉で自分を飾るより。 行動で積み上げたほうが。 最後に強い。
今日も。 花ことばは。 淡々と進めます。
花ことばは、 「頑張ってます」とは言いません。
その代わりに、 毎日ハウスに入り、 いちごを見て、 触れて、 味を確かめます。
ハウスに植えてから化学農薬を使わずに育て、 量より質を選び、 完熟で届ける。
それを淡々と続ける。
日常に、ちょっとした幸せを。
それが、苺の花ことばです。
▶ 苺の花ことば 公式オンラインショップはこちら