「おっ! もう少しで成虫じゃん!」
ハウスで収穫をしていると、もう少しで成虫になりそうなものを発見しました。
何のことかというと、これです。
アブラムシも付いています。
これ、何だか分かりますか?
そうです。
てんとう虫の蛹です。
てんとう虫と言ったら、赤くて丸くて、ツルツルしたフォルムを思い浮かべますよね。
でも蛹の状態だと、全然違います。
むしろ、
「これ本当にてんとう虫になるの?」
って感じです(笑)
さらに、幼虫の時はこんな姿。
これも、初めて見ると
「何これ?」
ってなりますよね(笑)
体の表面はイガイガしているし、見た目だけなら、てんとう虫とは思えない。
でも、この幼虫がとても頼もしいんです。
てんとう虫の幼虫は、アブラムシを食べてくれます。
いちごのハウスでは、アブラムシはできれば増えてほしくない存在です。
葉や茎に付いて、株に負担をかけることがあります。
だから、てんとう虫の幼虫を見つけると、
「おっ、働いてくれてるな」
という感じになります。
蛹の状態ではアブラムシを食べません。
じっと動かず、成虫になる準備をしています。
このまま羽化して、成虫になってからが本番です。
成虫になると、またアブラムシを食べてくれる。
だからハウスの中で蛹を見つけると、
「もう少しで戦力が増えるな♪」
って感じになります(笑)
農業って、害虫との戦いでもあります。
でも同時に、益虫たちとの協力でもあります。
人間だけで栽培しているように見えて、実は小さな生き物たちにも助けてもらっています。
てんとう虫も、そのひとつ。
小さいけど、ちゃんとハウスの中で役割を持っています。
こういう姿を見ると、いちごづくりって自然との共同作業なんだなと思います。
人が全部をコントロールしているようで、実際はそうじゃない。
温度。 湿度。 虫。 土。 風。 光。
いろんなものが関わって、いちごは育っていきます。
この写真の中に、てんとう虫の幼虫がいます。
見つけられますか?
意外と難しいですよ(笑)
「どこだ? どこだ?」
って探してみてください。
私は毎日見ているからすぐ分かるけど、初めて見ると、なかなか気づかないと思います。
ハウスの中では、今日もこうやって小さな仲間たちが働いてくれています。
実は私も、いちごを始める前は、てんとう虫の幼虫を見ても
「何かの害虫だ!」
と思っていたかもしれません(笑)
見た目だけじゃ分からないものですね。
人も。 虫も。 仕事も。
ぱっと見ただけでは、何の役割を持っているか分からない。
でも、よく見てみると、ちゃんと意味がある。
ハウスの中のてんとう虫を見ながら、そんなことを思いました。
正解はこちら。
PS 見た目だけで判断したら、たぶん損しますね。 てんとう虫の幼虫も、なかなか頼もしい存在です(笑)