定植しながら、もう来シーズンの話(笑)良い苗を見て決める「続ける・やめる・試す」の経営判断

また1棟、越後姫の定植が終わりました

定植しながら、
もう来シーズンの話(笑)
良い苗を見て決める「続ける・やめる・試す」

今年やったことの結果が、
今、苗の姿として目の前にある。

だったら、覚えている今のうちに
次の判断をしておきます。

この記事の要点

促成栽培用の越後姫をまた1棟定植し、残りは1.5棟分になりました。
今回の苗は冷蔵処理をしておらず、表面的な傷みも少なく、クラウンもかなり太く育っています。
苗を実際に見ながら、「何が良かったのか」「何はやらなくていいのか」をクルーと振り返りました。
経営改善では、良かったことを続けるだけでなく、「やめること」と「次に試すこと」まで決めることが大切だと思っています。

まずは4コマでどうぞ(笑)

今シーズンもまだ終わってないのに、
もう来シーズンの話が始まっています(笑)

越後姫を定植しながら来シーズンの改善について話す様子を描いた4コマ漫画

「定植終了!残り1.5棟分!」

「定植終了!

残り1.5棟分!

次の苗、急いで集めないと!」

ということで、また1棟、定植が終わりました。

定植したハウスはこんな感じです。

促成栽培用の越後姫を定植し終えた苺の花ことばのハウス
また1棟、越後姫の定植が終了しました。

ここまで来ると、かなり終わりが見えてきました。

今回は、冷蔵処理をしていない苗

このハウスへ植えたのは、冷蔵処理をしていない促成栽培の苗です。

冷蔵庫へ入れて花芽分化を促した苗とは、見た目も少し違います。

冷蔵処理による表面的な傷みもほとんどありません。

そして何より、

クラウンが太い。

クラウンというのは、葉っぱと根の間にある、いちご株の中心部分です。

今年の苗には、かなりしっかりしたものがあります。

太いものだと、

「これ、親指くらいあるんじゃない?」

というくらい(笑)

苗を見ながら「なんで今年はこうなった?」

そんな苗を植えながら、クルーと話をします。

「この苗がこうなったのって、あれをしたからだよね!」

「これも良かったんじゃない?」

そんな感じです。

今年の育苗期間にやったことを、一つずつ思い返していきます。

そして実際の苗を見る。

すると、

「これは良かった。」

「これは、別にやらなくてもよさそう。」

という話になってきます。

この時間が、私はかなり大事だと思っています。

まだ定植中なのに、もう来シーズンの話(笑)

「これは良かったね。」

という話をすると、自然と次が出てきます。

「じゃあ、来年もやろう。」

「こっちはやめよう。」

「だったら次は、これを試してみよう!」

……。

まだ今シーズンの定植、全部終わってません(笑)

もう来シーズンの
育苗の話をしています(笑)

でも、私は今だからこそ話した方がいいと思っています。

なぜ「今」振り返るのか

例えば、来年の育苗が始まる直前になってから、

「去年って、何が良かったんだっけ?」

と考える。

たぶん、細かいことはかなり忘れています。

やった作業。

その時の苗の状態。

「これ、効いたかも。」と思った感覚。

逆に、

「これは手間の割に変わらなかったな。」

という感覚。

時間が経つほど薄れていきます。

でも今は違います。

今年やったことの結果が、
「苗」という形で
目の前にある。

だから今が、一番答え合わせしやすいんですよね。

経営判断として見るなら「良かった」で終わらせない

ここからは、少し経営の話です。

例えば、

「今年の苗、良かったね。」

だけで終わる。

これだと、感想です。

もちろん、感想も大事です。

でも経営判断にするなら、もう一歩進めたい。

何を続けるのか。

何をやめるのか。

何を次に試すのか。

ここまで決めて、初めて次の行動につながります。

① 「続ける」を決める

まずは今年やったことで、結果が良かったもの。

それは来年も続ける候補です。

ただし、

「今年やったから。」

ではなく、

「やった結果、良さそうだから。」

です。

例えば苗の状態を見る時でも、

クラウン。

葉。

根。

株の揃い。

病気。

作業時間。

そういったものを見ながら、

「このやり方は、来年も残す。」

を決めます。

② 「やめる」を決める

私は、ここもかなり重要だと思っています。

改善というと、つい、

「来年はこれもやろう。」

「これも追加しよう。」

となりがちです。

そうすると、毎年仕事が増えていきます(笑)

だから、

「これ、やらなくても
変わらないんじゃない?」

という仕事も探します。

効果が小さい。

時間がかかる。

人手が必要。

他の方法で代用できる。

そういうものなら、思い切ってやめる。

新しい仕事を増やすことだけが改善ではなく、仕事を減らすことも改善です。

③ 「次に試す」を決める

そしてもう一つ。

今年の結果を見ると、次の疑問が出てきます。

「これをもう少し変えたら、もっと良くなるんじゃない?」

「ここを早めたら?」

「違うやり方なら?」

そういうものは、次の実験候補です。

今年の結果
↓
次の仮説
↓
来年試す
↓
また結果を見る

この繰り返しで、少しずつ自分たちのやり方ができていきます。

経営では「効果」だけでなく「かかったもの」も見る

そして、もう一つ。

苗が良くなった。

だから、その作業は絶対続ける。

とも限りません。

経営として考えるなら、その結果を出すために、何を使ったかも見ます。

時間。

人手。

資材。

設備。

お金。

そして、その作業をしたことで、できなかった別の仕事。

「良くなったか?」
だけでなく、
「その良さに、どれだけかかったか?」

ここまで見る必要があります。

人をどこに使うかも、経営判断

今年は、苗の管理へ人を多めに回しました。

その分、ハウス準備の人数が少なくなり、途中では、

「これ、間に合わないかも。」

という時期もありました。

実際に途中から、人員配置を変えています。

でも今、苗を見て、

「去年より状態がいい。」

「クラウンもしっかりしている。」

という結果が出ている。

だったら、

人を苗へ多く配置した判断は、
どうだったのか?

も、振り返ることができます。

これも立派な経営判断です。

人は無限にはいません。

時間も無限にはありません。

だから、

どこへ人と時間を使うか。

その判断の結果を、実際の苗で確認していきます。

「全部やる」は、実は判断していないのと同じかもしれない

あれも良さそう。

これも良さそう。

じゃあ全部やろう。

これ、一見すると前向きです。

でも、全部やろうとすると、当然時間も人も必要になります。

すると、本当に大事な仕事へ十分な時間を使えなくなることもあります。

経営は、
「何をやるか」を決めると同時に、
「何をやらないか」を決めること。

なんだと思います。

だから今年の振り返りでも、

良かったものだけ探すのではなく、

「これは来年なくてもいいよね。」

というものも探します。

来シーズン用に残したいのは、この3つ

今年の育苗が完全に終わったら、来シーズンへ向けて大きく3つに分けて残しておこうと思っています。

KEEP|続ける

今年やって結果が良く、来年も再現したいこと。

STOP|やめる

手間や時間の割に、効果が小さそうだったこと。

TRY|試す

今年の結果から思いついた、来年新しく試したいこと。

難しい資料にしなくても、これだけなら残せます。

そして来年、育苗を始める時に見る。

これだけでも、

「去年、何話したっけ?」

が、かなり減ると思います(笑)

そして残りは、あと1.5棟

そんな話をしながら、また1棟の定植が終了しました。

残りは、

1.5棟。

予定では、今週末には越後姫の定植が終了。

そして来週の頭には、桃薫の定植も終わる予定です。

6月頃から、ずーっと進めてきた今シーズンの定植準備。

そして定植。

いよいよ本当に、終わりが見えてきました。

今年の結果を、来年のスタート地点にする

毎年、同じいちごを育てています。

でも、毎年まったく同じではありません。

天気も違う。

苗も違う。

人も変わる。

やり方も少しずつ変わります。

だから、今年の結果を見て、

「良かったね。」

で終わらせるのではなく、

今年の結果を、
来年のスタート地点にする。

そんな感じでやっていきたいと思っています。

少しずつでも去年より良くする。

それを毎年積み重ねる。

農業でも経営でも、その繰り返しなんでしょうね。

まずは今シーズンを終わらせます(笑)

……とはいえ。

来年の話ばかりしている場合でもありません(笑)

まだ残り1.5棟。

苗も集めないといけません。

今週末には越後姫。

来週頭には桃薫。

そこまで無事に定植を終わらせる。

ラストスパートです!

6月から続いた定植準備も、あともう少し。

最後まで丁寧に進めます。

PS:

定植だけやっているわけではありません(笑)

酒まつりの準備も、少しずつ進めています。

とりあえず……。

プラカップ購入しました!

定植しながら、酒まつりの準備(笑)

定植が終わったら少し落ち着くかな?

……。

たぶん、そんなことはありません(笑)

でも、まずは残り1.5棟。

越後姫と桃薫の定植を最後まで終わらせます!

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