この記事の要点 ・ハウスの中で、越後姫の頂果房が少しずつ色づき始めています。 ・いちごは「うす緑 → 白 → 赤」と時間をかけて変化します。 ・一口目の甘さは、収穫前の“途中の時間”の積み重ねで生まれます。
「ご〜〜〜〜〜っ!」
ハウスの加温機の音が。 低く響く中。 ハウスに入ります。
毎日の日課になっている。 クロマルハナバチさんに。 餌を与えに。 ハウスへ向かいました。
すると。 少し前までは。 まだまだ小さかった頂果房が。 いつの間にか。 しっかり大きくなっていました。
(頂果房は。 一番最初に実って。 一番大きくなりやすい。 いちごです。)
さらに。 よーく見てみると。 種の部分。 (本当はここが果実です)が。 ほんのり赤くなってきている。
「あ。 ちゃんと進んでるな」
思わず。 声が出ました。
いちごは。 収穫するまでに。 色が少しずつ。 変わっていきます。
最初は。 うす緑。
そこから。 白くなって。
少しずつ。 赤みが差してきて。
しっかり赤くなったら。 収穫。
そんな順番です。
お店に並んでいるいちごは。 すでに。 「完成形」。
だから。 収穫前の。 こういう途中の姿を。 見る機会って。 実はあまりないんですよね。
摘み採り体験をしているときこそ。 この「途中のいちご」も。 少しだけ。 見てほしいなと思います。
真っ赤ないちごの横で。 まだ白い実や。 うっすら色づき始めた実が。 静かに。 順番を待っています。
今はまだ。 収穫されないけど。
光を浴びて。 温度を感じて。 水を吸って。
ちゃんと。 次の準備をしている。
あの一口目の甘さは。 いきなり。 生まれるわけじゃなくて。
こういう時間を。 積み重ねてきた。 結果なんですよね。
ハウスの中で。 赤い実だけじゃなく。 その隣にある。 「まだ途中のいちご」も。 眺めながら。
って。 今日もひとり。 そんなことを。 思っていました。
苺の花ことばでは。 新潟生まれの品種「越後姫」を中心に。 観光いちご園とオンラインショップを運営しています。
ハウスの様子や。 摘み取り体験のご案内は。 こちらのページにまとめています。
▶ 苺の花ことば 観光いちご園について: https://www.ichigonohanakotoba.com/shop/pages/plantation
こうした時間を重ねて育った越後姫は。 旬を迎えると。 香りと甘さが。 しっかり乗ってきます。
オンラインショップでは。 大切な方へのギフト用と。 ご自宅で楽しめる越後姫をご用意しています。