冷蔵処理した越後姫で2番果房が連続して咲いた話

この記事の要点
・冷蔵処理した越後姫で、2番果房の頂果房が連続して上がりました。
・通常は1番果房と2番果房の間に約1か月の空白が出ます。
・管理がはまった理由を記録し、来年につなげるための生育メモです。


「そろそろかな?」と思いながら成長点をのぞく

「そろそろかなぁ〜???」

そう思いながら。
収穫が始まっているハウス。
(冷蔵処理した苗)

苗の成長点を。
じっとのぞき込みました。

すると。
花が咲いていました。

冷蔵処理した越後姫の苗で1番果房と2番果房の花が確認できる様子

冷蔵処理した越後姫で起きやすい「空白期間」

赤い線で囲まれているのが。
1番果房。

そして。
ピンクの矢印で指しているのが。
2番果房の頂果房です。

実は。
越後姫は。
冷蔵処理をすると。

普通は。
1番果房と2番果房の間が。
ぽっかり空きます。

その期間は。
だいたい。
1か月ほど。

だから一般的には。
2月ごろになって。
2番果が咲き始めます。


今回は2番果房が連続して上がってきた

でも今回は。
管理がうまくはまって。

2番果房も。
連続して。
上がってきてくれました。

正直。
この瞬間は。
ちょっと嬉しい。

もちろん。
来年も同じようにいくとは。
限りません。


うまくいった理由を残して、来年につなげる

いちご栽培は。
毎年。
環境がまったく同じ。
ということはありません。

気温も。
日照も。
湿度も。
少しずつ違う。

だからこそ。
今年うまくいった理由を。
ちゃんと残して。

また来年に。
つなげていく。

成功したら。
なぜうまくいったのか。

もしうまくいかなかったら。
何が違ったのか。

その積み重ねでしか。
安定は。
作れないんですよね。


小さな花は、来年のための大事なヒント

花が咲いた。
この小さな変化も。

来年のための。
大事なヒント。

ハウスの中で。
そんなことを考えながら。

今日もまた。
成長点を。
のぞき込んでいました。