いちご農家の子どもなのに、まだ越後姫が食べられない。上越の冬とことはの一言

この記事の要点
・新潟県上越市のいちご農園「苺の花ことば」では、越後姫(えちごひめ)といういちごを育てています。
・いちご農家の子どもでも、収穫が安定するまでは目の前の越後姫を「まだ食べられない」タイミングがあります。
・上越の冬のなかで、ハウスが赤く染まり始めると本格的に「越後姫シーズン」が始まります。


「お兄ちゃん、子ども会あるし。
ことは、パパとハウスに行く?
ついでに買い物もするけど?」

と、下の子のことはに聞く。

すると少し考えてから。

「スーパーで。
おかし買ってくれる?」

と言われる。

……またお菓子か。

と思いながらも。
ママから。
「ことはを連れて行け!」
という無言のアイコンタクト。

(この間、コンマ0.5秒)

「じゃあ、一個だけね。」
と伝える。

「え〜。
2個がいい!」

と即答。

「そんなこといいから。
早く行かないとじゃない?」

と嫁さんに言われ。
ことはを連れて。
苺の花ことばのハウスへ向かう。

新潟県上越市にある
いちご農園「苺の花ことば」では。
越後姫(えちごひめ)という
甘さと香りが自慢のいちごを育てています。


ハウスに着いて。
クロマルさんたちに餌をあげたり。
苗の様子を見回ったり。

そんなことをしていると。
ハウスの奥の方に行ったことはが。
急に振り返って言う。

「パパ!
いちご食べたい!」

いちごを食べたそうにこちらを見ることはの様子

……この顔。

「今は。
マジでだめ!」

って言うと。
少ししょげた顔。

胸がチクッとする。

「もう少し。
たくさん採れるようになったらね。」

そう伝えると。
「うん……」
って小さくうなずいてました。


いちご農家の子どもでも、越後姫をいつでも食べられるわけじゃない

いちご農家の子どもは。
目の前にいちごがあっても。
食べられない時がある。

ちょっと可哀想だけど。
それも含めて。
“いちごの季節”。

特にシーズンの始まりは。
越後姫の収穫量がまだ安定していなくて。
ご予約分やギフト用を
優先しないといけません。

「家族がいちばん贅沢してそう」
と思われがちな、いちご農家ですが。
本当に採れ始めの頃は。
「ごめん、今日はまだ我慢して」
という日もけっこうあります。


ハウスが赤く染まると、「一緒に食べる日」がやってくる

もう少ししたら。
ハウスの中も。
赤くなってくる。

そうなってくると。
ご予約やギフトをしっかりお届けしながら。
家族で食べる分のいちごも。
少しずつ確保できるようになります。

そしたら。
今度は一緒に。
ちゃんと食べよう。

その日を。
ことは以上に。
たぶんパパの方が。
楽しみにしてます(笑)


上越の冬と、苺の花ことばの越後姫シーズン

上越の冬は。
雪や冷たい風と向き合いながらの。
いちごづくり。

外は冷え込んでいても。
ハウスの中では。
少しずつ果実が赤くなり。

「そろそろ本格的に。
越後姫のシーズンが始まるなぁ」

と感じる瞬間が増えてきます。

新潟県上越市の
観光いちご園「苺の花ことば」では。
冬から春にかけて。
越後姫の味わいがぐっと深くなっていきます。

苺の花ことばのいちご(越後姫)や。
観光・摘み取り体験については。
こちらのページでもご案内しています。

▶ 苺の花ことば 観光いちご園について:
https://www.ichigonohanakotoba.com/shop/pages/plantation


越後姫のご注文(ギフト/ご自宅用)

▶ ギフト用:https://www.ichigonohanakotoba.com/shop/product_categories/sc_gift
▶ ご自宅用:https://www.ichigonohanakotoba.com/shop/product_categories/sc_jitaku


よくある質問(FAQ)

Q. いちご農家の子どもって、いつでも好きなだけいちごを食べられるんですか?
A. 実はそうでもありません。収穫が始まったばかりの時期は、ギフトやご予約分を優先するため、家族も「もう少ししてからね」ということが多いです。

Q. 越後姫のシーズンはいつ頃からですか?
A. 年度や天候にもよりますが、新潟県上越市の苺の花ことばでは、冬から春にかけて本格的に越後姫シーズンが始まります。販売や発送の最新情報は、お知らせやメルマガで随時ご案内しています。

Q. 上越でいちご狩りや観光いちご園を探しているのですが、苺の花ことばでも体験できますか?
A. その年の生育状況によって変わりますが、摘み取り体験を行うシーズンもあります。実施の有無や日程は、観光いちご園ページやお知らせでご案内します。