この記事の要点 ・「目標を立てる→実行する→振り返る」という流れを飛ばすと、同じ失敗を何度も繰り返しやすくなります。 ・新潟県上越市のいちご農園「苺の花ことば」でも、越後姫づくりの中で毎年このサイクルを回しています。 ・収量が多かった年、品質が安定した年、うまくいかなかった年にも必ず理由があり、その差を見つめることで、少しずつ「いい苺」が残っていきます。
目標を立てて。 実行する。
そして。 現状を把握する。
すると。 目標に対して。 結果はどうだったのか? という。 「目標」と「結果」の差が見えてくる。
目標を達成できたなら。 なぜ達成できたのか。
目標を達成できなかったなら。 なぜ達成できなかったのか。
そこを。 ちゃんと見る。
ここを飛ばすと。 だいたい同じことを。 何度も失敗します。
何度も失敗するのは。 大抵。 原因をちゃんと見ていない時なんですよね。
忙しいから。 時間がなかったから。 運が悪かったから。
そうやって。 理由を曖昧にしたまま。 次に進むと。 ほぼ同じ結果になります。
だから。 感覚じゃなくて。 ちゃんと理由を探す。
理由が分かれば。 次にやることは。 意外とシンプル。
うまくいったことは。 次も同じようにやる。
うまくいかなかったことは。 原因を取り除く。
ただ、それだけ。 (まあ、実際は時間が圧倒的に足らないから。 優先順位が生まれるんですけどね…。)
新潟県上越市のいちご農園。 苺の花ことばで越後姫(えちごひめ)を育てていると。
「ああ、これは本当に同じだな」 と感じる場面がたくさんあります。
収量が多かった年。 品質が安定した年。
逆に。 思うようにいかなかった年。
全部に。 理由がある。
同じように育てているつもりでも。 よく振り返ってみると。
・水の管理をどうしていたか。 ・肥料のタイミングはどうだったか。 ・ハウスの温度や換気をどう調整していたか。 ・作業の順番や、クルーの動き方はどうだったか。
少しずつ違う点があって。 その積み重ねが 「うまくいった農閑期」と 「ちょっと苦しかったシーズン」の差になっていきます。
それを。 「まぁ、こんな年もあるか」 で終わらせるか。
「じゃあ、何が違ったんだろう?」 と掘るか。
その差が。 数年後に。 はっきり出てきます。
農業は。 どうしても結果が出るまでに時間がかかります。
今日工夫したことが。 来週すぐに結果になるとは限らない。
でも。 毎年の差を。 きちんと見ていくと。
「あの年に変えた管理が効いているかも」 「このやり方はもう一度試す価値があるな」
といった“仮説”が 少しずつ積み上がっていきます。
だから今日も。
目標を立てて。 実行して。 振り返る。
同じ失敗を。 繰り返さないために。
この地味な積み重ねの先に。 少しずつ。 「いい苺」が残っていく。
苺の花ことばの越後姫も。 毎年の試行錯誤と振り返りの中で。 少しずつ「今年の味」ができていきます。
新潟県上越市の雪や気温。 ハウスの環境。 そしてクルーみんなの工夫。
そのすべてを。 来年の栽培に少しずつ活かしていきながら。
「来年は、もっといい苺にしよう」 と毎年思っています。
苺の花ことばでは。 越後姫の栽培だけでなく。 観光いちご園としての体験も行っています。
上越でのいちご狩りや。 越後姫の味わい方については。 こちらのページでもご案内しています。
▶ 苺の花ことば 観光いちご園について: https://www.ichigonohanakotoba.com/shop/pages/plantation
▶ ギフト用:https://www.ichigonohanakotoba.com/shop/product_categories/sc_gift ▶ ご自宅用:https://www.ichigonohanakotoba.com/shop/product_categories/sc_jitaku
Q. 農業で「振り返り」をするとき、具体的に何を見ていますか? A. 収量や出荷量だけでなく、ハウスの環境管理(水・温度・換気)、作業の順番、クルーの動き方なども合わせて見ています。越後姫の状態と数字の両方を見て、「何が違ったのか」を探すようにしています。
Q. 越後姫の出来が良かった年と、そうでない年の差はどこに出ますか? A. 甘さや香り、果実の張り、収穫のタイミングなどに差が出ます。気候条件も大きいですが、ハウス内の管理や作業の段取りによっても変わってくるため、その年ごとの違いをできるだけ記録して振り返るようにしています。
Q. 越後姫はどこで買えますか? A. 当園のオンラインショップから、ギフト用・ご自宅用の越後姫をご注文いただけます。上のリンクから一覧ページをご覧ください。