夫婦生活、まだまだ勉強中です(笑)
妻が欲しかったのは
解決策じゃなかった。
「それは嫌だったね」でよかった夫婦の会話
良かれと思って答えたのに、なぜか空気が悪くなる。
問題は「何を言ったか」より、
相手が何を求めていたかだったのかもしれません。
この記事の要点
「うわっ! やばっ! やらかした!」
「うわっ!
やばっ!
やらかした!」
そう思った時には、時すでに遅し……。
何のことかというと、ことの発端は、嫁さんにちょっと嫌なことがあって、そのことで電話がかかってきたことでした。
話を聞いて、私は、
「そういうのは仕方ないよ!」
「別に気にしなければいいんじゃない?」
みたいなことを伝えました。
自分としては、悪気なんてありません。
むしろ、
「こう考えた方が楽になるんじゃない?」
「こうすれば、この嫌な気持ちから早く抜けられるんじゃない?」
というつもりです。
完全に善意です(笑)
ところが……。
なんとなく嫁さんの反応が悪くなってきます。
電話越しでも、分かります。
「あっ……。
これは、やらかしたな。」
「別にあなたに意見を求めてない!」
電話を切って、家へ帰りました。
すると、一言。
「別にあなたに
意見を求めてない!」
「私は『それは嫌だったね!』って
言ってくれればいいの!」
はい。
よく聞くやつです(笑)
知っているんですよ。
私も、こういう話を何度も聞いたことがあります。
それなのに、実際に自分がその場面になると、また同じことをやっています(笑)
私の頭は、勝手に問題解決を始める
私は、何か問題について話を聞くと、頭の中で勝手にこうなります。
何が起きた?
↓
原因は何?
↓
どうすれば解決する?
↓
次は何をすればいい?
完全に仕事モードです(笑)
普段の仕事でも、何か問題が起きたら原因を探します。
売れない。
なぜ?
作業が遅い。
なぜ?
お客様が迷っている。
何を変える?
毎日のように、そんなことを考えています。
だから、誰かから困った話を聞くと、勝手に頭の中の問題解決スイッチが入ってしまうんでしょうね。
でも今回、嫁さんは一度も、
「どうしたらいいと思う?」
とは聞いていません。
そこが大きな違いでした。
欲しかったのは「解決」ではなく「共感」
今回、嫁さんが欲しかったのは、問題を解決するためのアイデアではありませんでした。
ただ、
「それは嫌だったね。」
と言ってほしかった。
たった、それだけです。
嫌なことがあった。
その嫌だった気持ちを誰かに話す。
そして、
「それは嫌だったね」
「それは腹立つよね」
「それは大変だったね」
と受け止めてもらう。
問題自体は何も解決していません。
でも、気持ちは少し軽くなる。
人に話す目的って、必ずしも問題を消すことではないんですよね。
よく言われる「男女の会話の違い」
こういう話になると、よく、
男性に見られやすい傾向
問題を聞く
↓
原因を考える
↓
解決策を提示する
女性に見られやすい傾向
出来事を話す
↓
気持ちを共有する
↓
共感してもらう
という違いがあると言われます。
確かに、今回の私たちだけを見れば、そのまま当てはまっています(笑)
私は、
「問題があるなら、解決した方がいいじゃん」
と考える。
嫁さんは、
「今は解決の話をしているんじゃなくて、この嫌だった気持ちを聞いてほしい」
という状態だった。
でも、ここは注意が必要だと思います。
「男だから解決策」
「女だから共感」
と決めつければいいわけではありません。
男性でも、ただ話を聞いてほしい時はあります。
女性でも、具体的な解決策を求めている時はあります。
同じ人でも、話の内容やその日の気分によって変わります。
だから、男女の違いを知っておくことはヒントになりますが、最後は目の前の相手が今何を求めているのかを見ることが一番大切なのだと思います。
一番簡単なのは、最初に聞いてしまうこと
だったら、どうすれば失敗しにくいのか。
最近思うのは、勝手に判断するより、最初に聞いてしまえばいいんですよね。
「今日は、ただ聞けばいい?」
「それとも、一緒にどうするか考える?」
この一言です。
相手が、
「今日は聞いてほしいだけ」
と言えば、聞く。
「どうすればいいと思う?」
と言われたら、一緒に考える。
最初にここを確認できれば、かなりすれ違いは減る気がします。
……。
それが毎回できれば苦労しないんですけどね(笑)
共感することは「全部あなたが正しい」と言うことではない
私が最初の頃に勘違いしていたことがあります。
例えば、嫁さんの話を聞いて、
「それは嫌だったね」
と言ったとします。
すると昔の私は、
「でも、それって嫁さんの考えが全部正しいって認めることになるんじゃない?」
みたいに考えていました。
でも、そういうことではないんですよね。
共感するのは、
出来事の善悪を判定することではなく、
「あなたはそう感じたんだね」と受け止めること。
「それは嫌だったね」
というのは、
「相手が100%悪い」
という判決を出しているわけではありません。
まず、その人が嫌だったと感じたことを受け止める。
意見を言う必要があるなら、その後でもいい。
この順番が大切なのかもしれません。
私のような「すぐ解決したくなる人」の3ステップ
次に同じことが起きた時のために、自分用にルールを作ってみました(笑)
① まず、気持ちを受け止める
「それは嫌だったね」「大変だったね」と、最初に感情を受け止める。
② すぐに自分の意見を言わない
頭の中に解決策が浮かんでも、いったん口に出すのを止める(笑)
③ 必要なら確認する
「聞いてほしいだけ? それとも一緒に考える?」と確認する。
これなら私でもできそうです。
……たぶん(笑)
仕事でも同じことがある
考えてみると、この話は夫婦だけではないと思います。
仕事でも、クルーから、
「今日、こんなことがあって大変でした」
と言われた時。
社長としては、すぐに、
「じゃあ、こう変えよう」
「次からこうした方がいい」
と言いたくなります。
でも、その人がまず伝えたいのは、
「今日、本当に大変だったんです」
ということかもしれません。
いきなり改善策へ進むより、
「それは大変だったね」
と一度受け止めてから、
「じゃあ次はどうすれば楽になるか考えようか」
と進んだ方が、同じ解決策でも受け取り方は変わると思います。
正しい答えを出すことと、
相手に届く伝え方をすることは、
別の能力なのかもしれません。
たった一言でよかった
今回も、結局はこれでした。
「それは嫌だったね。」
たった一言です。
原因分析もいりません。
改善案もいりません。
今後の対応策もいりません。
なのに私は、なぜそこから勝手に問題解決プロジェクトを始めてしまうのでしょうか(笑)
分かっているつもりでも、実際にはできていない。
夫婦生活、まだまだ勉強中です。
ただ、今回また一つ確認できました。
話を聞いたら、答えを出す前に、まず何を求められているのかを考える。
次こそは、最初に、
「それは嫌だったね」
と言えるようにしたいと思います。
PS
この内容、前にも書いたような気がします……。
ということは、頭では分かっているのに、まだできていないということですね(笑)
成長が見られません。
次回こそは、
「それは嫌だったね」
と言ってから、口を閉じます(笑)
……できるかな。