この記事の要点 ・かぐや姫は「竹の子」ではなく、光る竹から現れた存在として描かれている。 ・価値は機能や価格だけでなく「どんな物語を持っているか」で大きく変わる。 ・希少性、選ばれる仕組み、終わり方まで含めて、かぐや姫は優れた経営モデルでもある。
昨日の金曜ロードショーを見ていたら。 「ねえ、パパ。 かぐや姫って竹の子なの?」 と、上の子のいちかに聞かれました。
「うーん。 竹の子っていうより。 竹から生まれたというより。 竹から“発見された”って感じかな?」 と答えると。
「じゃあ。 竹の子の子ってこと?」 と、再び質問(笑)
確かに。 “竹から出てきた”と聞くと。 そう思うのも自然だよなぁ、と思いました。
でも。 『竹取物語』をちゃんと読むと。 かぐや姫は、地面から出てきた筍から生まれた、とは書かれていません。
竹取の翁が竹を切っていると。 根元が光る竹を見つけ。 割ってみたら。 中に小さな女の子がいた。
それが、かぐや姫。
だから正確には。 「竹の子」ではなく。 “竹の中から現れた存在”。
じゃあ。 かぐや姫って結局、誰の子なのか。
これも。 物語の中では、はっきり書かれていません。
育ての親は。 竹取の翁と、おばあさん。
でも後半で明かされるのは。 かぐや姫は、月の都の人だった、ということ。
つまり。 人間の子ではなく。 “授かりもの”。
かぐや姫って。 ただ美しい存在だったから。 価値が生まれたわけじゃありません。
「光る竹から現れた」 というストーリーがあったからこそ。 価値が一気に高まった。
これって。 商品も同じですよね。
機能や価格だけじゃなく。 「どうやって生まれたのか」 「どんな想いがあるのか」。
その背景が。 選ばれる理由になります。
かぐや姫は。 誰にでも会わなかった。
簡単には。 手に入らない存在。
これは。 希少性という。 最強のマーケティングです。
求婚者に出した課題も。 ただの意地悪じゃなく。
「本当に向き合う人かどうか」 を見極める仕組み。
経営でも。 誰にでも売るより。 価値観が合う人を選ぶ方が。 結果的に、うまくいきます。
そして最後。 かぐや姫は、月に帰る。
最初から。 “終わり”が決まっている。
これも。 立派な出口戦略。
子どもの素朴な質問から。 こんなところまで考えてしまいました(笑)
いちかには。 「竹の子の子」じゃなくて。 「月の人」って伝えておきました。
納得したかどうかは。 謎ですが(笑)