この記事の要点 ・越後姫は、開花から完熟までに「積算温度650度」が必要です。 ・平均気温15度なら「650÷15=約43日」が目安ですが、日照や夜温で前後します。 ・大事なのは計算だけじゃなく「葉・花・株のリズム」を一緒に見ることです。
冷蔵処理した苗が。 次々と花を咲かせ始めています。
この時期の平均気温は。 だいたい15度前後。
越後姫は。 開花。 受粉。 完熟までに。 積算温度650度が必要なんです。 (一般的ないちごは600度くらいと言われます。)
平均気温15度で単純計算すると。 650 ÷ 15 = 約43日。
だから。 「花が咲いた日から43日後あたりが収穫」 という目安は立てられます。
でも実際は。 これから気温が下がるので。 もう少しかかることもあります。
さらに言うと。 積算温度は「計算できる」けど。 味や香りは「計算だけでは決まらない」。
同じ650度でも。 その650度にどう到達したかで。 仕上がりが変わるからです。
積算温度って。 いちごがこれまでに受け取った熱の合計。
言い換えると。 いちごが積み上げてきた時間の記憶みたいなものです。
曇りの日に。 じっと耐えた時間。
晴れた日に。 しっかり光を浴びた時間。
夜の冷え込みの中で。 糖をためた時間。
その積み重ねが。 最後の一口目の甘さと香りになります。
ここが。 いちご栽培の難しいところで。
積算温度は。 ただ早く稼げばいいわけじゃありません。
日中だけ極端に温度を上げたり。 夜間を無理に暖めたりすると。
赤くはなるけど。 香りが浅い。 水っぽく感じる。 …みたいな方向に寄りやすくなります。
だから。 「650度に到達したか」だけじゃなくて。 「どんな積み重ねで650度に到達したか」 ここを大事にします。
苺の花ことばでは。 積算温度を“目安”として使いながら。 最後は株の様子で判断します。
葉の張り。 花の上がり方。 果実の張り。 株全体のリズム。
毎日見ていると。 同じに見える日でも。 ちゃんと前に進んでいるのが分かります。
今年の初開花は「10月16日」。
このペースで順調に進めば。 初収穫は11月下旬〜12月上旬ごろ。 …という読みになります。
もちろん。 自然相手なので。 最後まで油断はできません。
でも。 こうやって「読む軸」があると。 準備も、判断も、次の一手も。 一気にやりやすくなります。
あの艶やかな赤色の越後姫を。 また皆さんに届けられると思うと。 今からワクワクしています。
もう少ししたら。 初物の越後姫の予約受付も。 始める予定です。
寒くなってくる季節。 おうちで温かい飲み物と一緒に。 ゆっくり味わっていただけたら嬉しいです。
もう少しだけ。 お待ちくださいね。
苺の花ことばでは。 新潟生まれの品種「越後姫」を中心に。 観光いちご園とオンラインショップを運営しています。
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