人はなぜ「面白かった」で動くのか。映画館で考えた口コミの力

人はなぜ「面白かった」で動くのか。映画館で考えた口コミの力

この記事の要点
・人は判断に迷うと、ほかの人の選択や感想を参考にします。
・「面白かった」「また買いたい」という声は、初めての人の不安を小さくします。
・本当に強い商品は、買った人が誰かに教えたくなる商品です。


「キングダム見たい!」と言われました

「ねえ、パパ。
映画連れてって!
キングダム見たい!」

と、いちかに言われました。

金曜ロードショーで2週連続で放送していたキングダム。

その続きを見たくなったようで、最新作が公開されたことを知ると、すぐに映画館へ行きたくなったみたいです。

でも私は、

「絶対混んでるし、ぎゅうぎゅうの映画館で見るのは嫌だから、もう少し空いてからにしようよ」

と伝えました。

すると、返ってきたのは、

「すぐ見たい!」

という言葉(笑)

さらに嫁さんから、

「もうすぐ夏休みで、もっと混み始めるよ。お盆になったら、さらに混むと思うよ」

と言われました。

……。

そう言われれば、確かにその通りです。

空くのを待っていたつもりが、待つほど混んでいく可能性がある。

ということで、映画館へ行くことにしました。


草刈りのあと、そのまま映画館へ

その日は、朝5時30分から地域の神社の草刈り。

そのあと、自宅周りの草刈りもしました。

この時点で、もう汗だく。

かなりヘロヘロです(笑)

それでも、いちかと約束したので、そのまま映画館へ向かいました。

思っていた通り、映画館はかなり混んでいましたが、何とかチケットを購入できました。

そして、映画館といえば、やっぱりこれですよね(笑)

映画館で購入した飲み物とポップコーン

映画はというと……。

面白かった!

……以上です(笑)

語彙力がありません(笑)

いちかには少し難しい場面もあったようですが、見終わったあとに、

「面白かった!」

と言っていたので、連れて行って良かったです。

ちなみに、ことははママとお出かけでした♪


「面白かった」と聞くと、なぜ見たくなるのか

帰り道、ふと思いました。

映画って、誰かから、

「面白かったよ!」

と聞くと、自分も見たくなりませんか?

逆に、

「あんまりだったよ」

と言われると、それまで気になっていた映画でも、急に興味が薄れることがあります。

作品の内容は変わっていません。

まだ自分では見ていません。

それなのに、他人の一言で「見たい」「見なくてもいい」が変わる。

人の判断って、不思議ですよね。


行動心理学の「社会的証明」とは

こうした人の心理は、行動心理学では社会的証明ソーシャルプルーフと呼ばれます。

人は、自分だけでは正解を判断しにくい時に、ほかの人がどのような行動をしているのかを参考にします。

例えば、初めて入る飲食店を探している時。

お客様が一人もいない店と、たくさんの人が入っている店が並んでいたら、混んでいる店の方が気になることがあります。

ネット通販でも、商品の説明だけではなく、レビューの件数や評価を見ます。

ホテルを選ぶ時も、実際に宿泊した人の口コミを確認します。

つまり人は、

「商品が良いかどうか」

だけではなく、

「ほかの人がどう判断しているか」

も見ながら、自分の行動を決めています。

多くの人が選んでいる。
実際に体験した人が高く評価している。
その事実が、行動する前の不安を小さくします。


人は「間違えたくない」と思っている

なぜ、ほかの人の感想がそこまで大きな影響を持つのでしょうか。

理由の一つは、買い物や選択で失敗したくないからです。

映画を見るには、チケット代がかかります。

映画館へ行く時間もかかります。

見始めてから、

「思っていたのと違った……」

となっても、その時間は戻りません。

だから見る前に、なるべく失敗する可能性を下げたい。

そこで、すでに見た人の感想を参考にします。

「面白かった」という言葉は、映画の内容を詳しく説明していなくても、

「この映画を選んでも、大きく外す可能性は低そうだ」

という安心感を与えてくれます。

商品を買う時も同じです。

初めて買う商品には、必ず少し不安があります。

本当においしいのか。

価格に見合っているのか。

贈り物にしても大丈夫なのか。

そんな不安を、すでに購入した人の声が小さくしてくれます。


「混んでいる」という事実も期待を高める

今回、映画館は実際に混んでいました。

私は混雑が苦手なので、できれば空いている時に見たかった。

でも、たくさんの人が映画館へ来ている様子を見ると、

「やっぱり人気なんだな」

「それだけ期待されている作品なんだな」

という気持ちも生まれます。

混雑は不便ですが、その一方で、人気を目に見える形で伝える役割もあります。

行列のできる飲食店。

予約が取りにくい宿。

売り切れが続いている商品。

こうした情報を見ると、人はさらに気になってしまいます。

ただし、大切なのは、本当に満足してもらえることです。

人気だけで期待を高めても、実際の体験が悪ければ、その後は悪い口コミが広がります。

社会的証明は、良い商品をさらに広げる力になりますが、商品そのものの価値がなければ長くは続きません。


動画配信の時代に、なぜ映画館へ行くのか

今は、動画配信サービスを使えば、家にいながらたくさんの映画を見ることができます。

好きな時間に見られる。

途中で止められる。

周りを気にせず見られる。

家で見る方が楽なことも多いです。

それでも映画館へ足を運ぶ人がいる。

そこには、

「これは映画館で見た方がいい」

「そんなに面白いなら、早く見たい」

「みんなが話しているうちに見ておきたい」

という期待があります。

人は商品やサービスだけではなく、体験も選んでいるんですよね。

大きな画面。

音の迫力。

ポップコーンを食べながら、家族と一緒に見る時間。

それらを含めて、映画館へ行く価値になります。


農園の商品も、広告だけでは伝わらない

これって、苺の花ことばの商品も同じだと思っています。

商品ページでは、原材料や作り方、味の特徴を伝えます。

写真も載せます。

できる限り分かりやすく説明します。

でも、販売する側が、

「おいしいです」

と言うだけでは、伝わりきらないことがあります。

一方で、実際に食べてくださった方から、

「おいしかった」

「また買いたい」

「家族が喜んだ」

「贈ったら喜ばれた」

という声をいただくと、その言葉が次のお客様の安心につながります。

販売者の言葉は広告として見られることがあります。

でも、実際に体験した人の言葉は、同じお客様の目線に近い。

だからこそ、口コミやレビューには、広告とは違う力があります。


口コミは「次の人への案内」になる

口コミの役割は、単に商品を褒めることではありません。

まだ体験していない人に、

「私は選んで大丈夫でした」

と伝える案内のようなものだと思います。

例えば、

「甘さがしっかりしていた」

「子どもも食べられた」

「手土産として持って行きやすかった」

「朝食のパンに合った」

という具体的な声があると、読む人は自分が使う場面を想像できます。

単に「おいしい」という声だけでなく、

誰が、どのような場面で、どんなふうに喜んだのか。

そこまで伝わると、次のお客様にとって、より分かりやすい判断材料になります。


売るよりも、誰かに教えたくなる商品を作りたい

だから私は、ただ商品を売ることだけを考えるのではなく、

「また誰かに教えたくなる商品を作る」

ことが大切だと思っています。

自分がおいしいと思った。

家族が喜んでくれた。

贈った相手が笑顔になった。

そうした体験があると、人は自然に誰かへ話したくなります。

広告で無理に広げるのではなく、お客様の良い体験が次のお客様につながっていく。

それが、長く選ばれる商品につながるのだと思います。

口コミを集める前に、
まず誰かに話したくなる体験を作る。
そこが一番大切なのかもしれません。


映画を見に行って良かった

朝から草刈りをして、汗だくでヘロヘロ。

正直、家で休んでいたい気持ちもありました(笑)

でも、いちかが見たいと言った時に行ったからこそ、一緒に楽しむことができました。

映画の内容だけではなく、映画館へ行った時間も含めて、思い出になるんですよね。

連れて行って良かったと思います。


PS

キングダムを見終わったいちかが、

「漫画もあるんでしょ?
それも読んでみたい!」

と言っていました(笑)

どうやら次は、漫画で予習をしてから映画館へ行くことになりそうです。